いやぁ、ただ酒は美味いっすねぇ。(ー^ρ^)
というわけでベルマーレの1万人サポータープロジェクトの恩恵を受けまくりながら、湘南ベルマーレvs大宮アルティージャat平塚競技場を観戦。
それにしても地ビール試飲し放題とは太っ腹な企画ですわ。(n‘∀‘)η
無料で配られていたミニかまぼこを肴に、試合前からグビグビいっちゃいましたよグビグビ。(゚∀゚)=3プハー!
ありがとう
鈴廣かまぼこ株式会社様。m(_ _)m
結局9800人くらいの客は集まったそうで、1万人サポータープロジェクトとしては成功なのかな。
しかし、ホント、招待客だらけでしたわ。
試合中も世間話に花を咲かせる主婦客や、落ち着きなく席を行ったり来たりする輩のせいで、全然フットボールな香りがしないメインスタンド。
いや客を集める努力は買いますが、こいつらを競技場に定着させる術はあるのかねぇ。
さらなる営業努力に期待。
っていうかこの団子状態の昇格争いに絡めないチームの状況が集客への一番の枷だよな。(´Д`;)
というわけで、
「ベルマーレの選手が放つシュートの放物線は、栄光への懸け橋だ!」という、場内アナウンサーの酷く稚拙なパクリアナウンスで試合開始。(どうして周りが誰も失笑しないのか不思議でならなかった_| ̄|○
試合は開始3分、高い位置からのプレスからボールを奪った湘南が素早い逆襲、左サイドの坂本に展開、深く切れ込んだ坂本からのクロスを佐野が押し込み先制。
多分この形からの得点がベルマーレの理想形。
足が止まらないこの早い段階で点が獲れたことは、湘南ベルマーレにとって理想的な展開だったはず。
しかし、大宮は慌てなかった。
あまり中盤で小細工をせず、バレー&トゥットの強力2TOPに放り込んでいくシンプルなやり方で徐々に湘南を追い込む。
今日の審判の笛が非常に悪い意味でデリケートだったこともありお互いFKの機会が多く、目に見えて空中戦に弱い湘南DFにはさらに酷な展開に。
そんな状況下、大宮は16分にCKから、20分にはPKと得点を重ね、あっというまに逆転。
逆転以降、2TOP頼りの攻撃はさらに徹底。
常に守備に人数を余らせてセーフティに戦う大宮相手に、高い位置で奪ってからの逆襲という攻撃手段を失った湘南。
湘南、手詰まり感が否めない状況で前半を終える。
湘南は吉野&熊林のWボランチに金根哲が右サイドという中盤だったんだけど、こいつがイマイチ。
中町が出場停止&怪我、高田保則が出場停止ってことで、こんな配置になったのかもしれないが、金根哲はやはりサイドの選手ではない。
金根哲、キックの精度の高さとキープ力の高さを兼ね備えていることは、彼が中央に絞ったときのプレーやらセットプレーやらで察することは出来る。
でもサイドで開いている彼はボールにも触れず、所在無げにピッチ上で佇んでいるだけ。
吉野&熊林は病み上がりだそうだが、共に精彩を欠いていた上、プレースタイルまでかぶっていた。
遅攻時、サイドで押し込んでいて中に戻したい、そんな局面でボランチがあと5メートルくらい前にいてくれたら中に戻せるのに、ボランチは2人とも後ろで眺めているだけ、そんなシーンがチラホラ。
「クマ、前へ行け!」と何度か口をついて出てしまった。
これだけが理由ではないと思うが、湘南、遅攻時の攻撃の組み立てに今日はかなり難儀していた。
吉野と熊林、この日はボールを持った時でも消極的なプレーを選択することが多く、こりゃどちらか片方は交代して金根哲は中央に戻すべきだね、などと友人と雑談しながらのハーフタイム。
後半。
湘南は動かず。
試合の展開自体は前半とあまり変わらない。
大宮が強引には攻めにこない分、ポゼッションやチャンスの数的には互角の展開だが・・・、負けている湘南としては互角でいいのかという・・・。
後半20分くらいからだったか、ボランチ2人をはじめ中盤の選手達が少し自分のポジションから逸脱してでも攻めに出ようという意識が若干ながら感じられるようになる。
そしてようやくサイドから繰り返し大宮ゴール前にクロスが放り込まれる、湘南が押しこむ展開に。
ただ1TOPぎみに張っている柿本に決定力、というかシュート力がない、あまりにない。
柿本は1TOPとしてこの日もポスト役やチェイス役を忠実にこなしていた。
ピッチ上の1/11としての仕事量はまあ果たしていたかな、とは思う。
でも点が取れなきゃ、シュートが撃てなきゃ、FWとしては落第だよなぁ。
後半25分過ぎ、熊林OUT加藤大志IN。
これでようやく金根哲がセントラルの位置に。(でも今日の試合に関しては結局そんなに機能しなかったですね
そして直後、右からのクロスが柿本の頭をかすめ浮氣が押し込んで同点。
追いついた湘南、しかし今日はここからの大宮の圧力が凄かった。
既にトゥットに代えて投入されていた森田とバレーに徹底的にシンプルにボールをぶつけてくる大宮。
勝ち越しを狙って攻撃的になっている湘南のサイドの裏から危険なクロスを次々と入れてくるシーンも。
湘南は相変わらず遅攻時の組み立てが巧くない、さらに焦りもあってか中盤でのパスミスが続く。
それでも速攻が出せる形になったときには決定的な形を作る。
左サイドから坂本(だったかなァ?)ドリブルでPAに進入しマイナス気味のグラウンダーを折り返したところには、逆サイドからフリーで走りこんでいた加藤大志。
おそらく、客席で見ていた誰もが頭に思い描いていたとおりの、理想的な、完璧な決定機。
しかしこの決定機、加藤大志がバーの遥か上にふかす。_| ̄|○
この時点でこの試合の湘南の命運は尽きたのかもしれない。
最後は愚直なまでにパワープレイを繰り返した大宮が敵陣左サイド深くで得たFKから(与えた時点で嫌な予感がした)、トニーニョのヘッド!!
ロスタイム直前だった。
試合終了。
湘南2-3大宮
湘南、やってるサッカーの内容はとりあえず置いておいて・・・、パワープレーに弱いですなぁ。
パラシオスの不在というのはこのチームにとって余りにも大きい穴になっている気がする。
FWの迫力も絶対的に足りない。
柿本にせよ戸田にせよ、ね。
綺麗なサッカーをやるためのメンツは中盤に揃っていると思うが、「点を獲る」「ゴールを守る」というサッカーにおける最重要ポイントを担うべきポジションが弱いってのが・・・、低迷の一つの原因かと。
やっぱり外人で「当たり」を引かないと来年も劇的な躍進は望めないかもしれない・・・。
逆に言えばFWに「当たり」さえ引けば昇格もなくはない、かも。(`・ω・´)
しかし獲得前から恐らく1年間シーズンをまっとう出来ないであろうことが容易に想像できたアマラオの獲得っていうのは、やっぱり微妙だったかなぁ、とも思ったり思わなかったり。
はてさて、来シーズン、フロントはどういう展望を抱いているのやら・・・。